PV EXPO
3月1日より3日間東京ビックサイトにてPV EXPOが開かれました。
世界中から再生可能エネルギーに関わっているメーカーや販社が
一堂に揃いました。今後の動向や新製品を学べる機会です。
今回の学びのポイントはFIT改正法により再生可能エネルギー
事業者のすべき責務が増えることによる我々EPC業者がすべき
役割や発電所のメンテナンスに関するサービス提供の構築です。
これまでキャプテンでは100件以上の発電所を造ってきました。
今後は法改正のもと発電事業者もメンテナンス業者も協力して社会
に貢献する発電所の運営をするしなければなりません。普及に先駆け
ては税制優遇等のメリットを付与させて優良企業、個人資産家の投資
意欲を掻き立てることに成功し普及しました。その後は分譲型の
低圧発電所が増え続け規制の対象にもなって行きました。
今後は先行して普及の進んだEUの事例に見習った動きになると思います。
そして、今回のPV EXPOで気付いたことは各メーカー商社共に家庭向けの
設備にシフトしていることです。ほぼすべての量産ハウスメーカーや
地場の住宅メーカーも国の推奨しているZEH住宅に力を入れてきています。
屋根には太陽光発電設備の標準化。蓄電池との連携やIOT対応コントローラー
の設置です。エネルギーをマネジメントして自家発電自家消費を目指します。
車では今月発表されたプリウスPHVからも新しい未来が見えています。
人と車と自然が共生することを目指しているように思います。
蓄電されている電気で68Km走り、ガソリンでも37Km/L走り、ガソリンで
走っている時やブレーキをかけた時には発電して充電していきます。さらに
停車中や走行中も屋根に内蔵されているソーラーパネルが充電します。
スマートフォンとのリンクも当然です。アウトドアでは1500Wの電源も使う事も
出来ます。ソーラーパネルやリチウムイオン電池はパナソニック製です。
100%電気自動車のTESLAもパナソニック製です。世の中には太陽光発電や
電気自動車を否定する人もいます。確かに現在の科学では製造過程や廃棄時には
環境負荷がかかっていますが10年、20年後の未来には解決されていると信じて
私たちは科学の進歩に貢献していきたいと考えています。