家の消費エネルギー削減にとっても大事な換気扇のお話
最近、キャプテンの『外断熱+内断熱×自然素材の家』をもっともっとよく出来ないか
ずっと考えてます ※決して暇なわけじゃないんですよ(^_^;)
標準仕様のダブル断熱に外部の塗り壁材による遮熱効果で3段階で断熱効果を上げて
使う断熱材も家の中の家族みんなに優しい『セルロースファイバー』を標準に、
外部には断熱効果がとても高く塗り壁の下地には最適なEPSボードを採用してます。
無垢の構造材に床材、壁の仕上げは全て自然素材の漆喰仕上げ
そして開口部(サッシ)にはオール樹脂&トリプルガラスで鉄壁の守りです。
しかし、もう一つ熱が自由に出入りできる場所があるじゃないか⁉
そうです、換気扇です。
住宅の換気設備には3種類あります
①第一種換気設備
排気する換気扇と吸気する換気扇がどちらも機械で行います。
同時吸排気型やダクト式の熱交換型換気扇など設備が大掛かりで費用も高いですが
部屋の温度と外気の温度差を抑えてくれるので効率的です。
②第2種換気設備
紙パックのジュースをストローで息を吹き込むとパンパンになるでしょ?
溢れた空気を換気口から吐き出して空気の入れ替えをします。
ただ、部屋の空気が出る際に壁際で外部の冷たい空気と混ざって壁内結露になる可能性があります。
③第3種換気設備
一般的に多く採用されてます換気方法で費用も安く北海道でも採用されてますので
気密性と断熱性能を高くしておけば問題はありません。
キャプテンの家も第3種換気設備を採用していますが、どうしても室内のエネルギーロスにはなりますし
気密性と断熱性が良過ぎるので外部から入ってきた冷たい外気によって結露の問題も発生しています
そこで、第1種の熱交換型換気扇、ダクトなしタイプを採用しようと思います。
上の説明、なんとなくわかります?
お部屋の温度が20℃で外の気温が0℃の場合
出ていく20℃の空気と同時に入ってくる0℃の空気が混ざって14℃の空気が
お部屋に入ってくるという仕組みです。
隙間風のようにさむっとならないし、温め直すエネルギーも少なくて済みます。
また、ダクトロスなのでメンテナンスやお掃除のわずらわしさもございません。
欠点は全てが機械換気になりますので一次消費エネルギー削減の面ではマイナスになりますが(^_^;)
そこは、上記に列記したように抜群の断熱性能と調湿効果でなんくるないさー。
それと機械代が少し高いです・・・・。
※兵庫県で自然素材に囲まれて過ごしたい人のお手伝いをさせて頂いてます。